店舗流通ネットは、東京、横浜、名古屋、大阪に拠点を置き、各支店の営業担当者が積極的な営業活動に取り組んでいます。また、営業担当の成功を支え、組織体制を最適化するために、マネージャー職の社員が存在しています。
例えば、以前にも店通でインタビューを行った清水さんは、入社から2年半で営業プレーヤーからマネジメントのポジションに転身した社員の一人です。この記事では、清水さんがプレーヤーとしての経験をどのように現在の業務に活かしているのかとともに、彼の視点から見た当社の働き方や働く環境について詳しくお話を伺いました。当社の社員がどのように成長し、働く環境についてどのように感じているのかを深く理解していただける記事となっておりますので、ぜひご覧ください。
目次
入社からこれまでを振り返る
2021年6月店舗流通ネットへ入社。入社当初は、飲食店の出店コンサルティングに携わる営業職としてスタート。その後、熱心な仕事ぶりと卓越したプレーヤーとしての実績により、課内でトップの功績を残し、若手メンバーの育成にも従事。2022年7月、課長への昇進を機に、マネージャーとして部下のマネジメント業務においても尽力。
ーー入社してから現在に至るまでの業務内容について教えてください
営業課の課長代理として入社しましたが、異業種からの転職だったため、最初はプレーヤーとして営業活動に従事し、営業活動全体の流れを一日でも早く理解できるよう努めました。具体的には、飲食店事業者に向けて、物件の提案から資金や設備に関するコンサルティングなど、出店に関する全般的なサポートを担当していました。
入社直後は順調ではない時期もありましたが、同僚たちのサポートを受け、困難を乗り越えてきました。その後、一貫して成績向上に努めつつ、プレーヤーとして活動する傍ら、自身の困難を克服した経験を活かし、後輩たちの指導やサポートにも力を注いできました。
入社してから1年1カ月後、上司の退職と昇進のタイミングが重なり、営業課長に任命されました。課長に昇進してからは、いわゆるプレイングマネージャーの期間を経て、その後はプレーヤーから一歩引いて、マネジメント業務に注力しています。現在は、部下への指導だけではなく、課としての戦略策定や目標設定など、管理面の業務を中心に担当しています。
ーープレーヤー、そしてマネジメント業務において、一貫して大切にしていることはありますか
プレーヤー時代、お客様と日々密なコミュニケーションをとり、深い信頼関係を構築し、二人三脚で一つ目のゴールである「出店」に向かい走らせていただけることが大きなやりがいとなっていました。お客様の出店は自分のことのように嬉しかったですし、業務においてだけではなく、私の人生そのものを豊かにしていただいたと思っています。
ですから、これまで関係を築いてきたお客様とは、マネージャー職になった今でも、時折連絡を取り合いながら、お互いの近況報告をし合っています。私にとっては、「お客様との繋がり」が、今も昔も一番大切です。
新たなマネジメント業務への挑戦
ーー1年半ほど前にインタビューさせていただいた時は、プレーヤーでしたが、プレイングマネージャー、そしてマネジメントに専念するに至るまで、どのような心境の変化がありましたか
以前インタビューを受けた2022年6月は、昇進直前の時期でしたね。その後、2022年7月に課長職へ昇進し、プレイングマネージャーとしての新たな挑戦に心を震わせたことを覚えています。そこから2023年3月までの間は、自らの実績を積み上げつつ、新入社員を含むチーム全体を牽引する使命感に駆られていました。夢中で努力した結果、私の営業成績は課内トップとなり、圧倒的な結果を出すことができました。しかし、残念ながらチーム全体の目標は達成できませんでした。この時、個々の努力だけではなく、チーム全体の成長を促すことが重要であることを痛感し、深く反省しました。
この経験から、今後、課の継続的な成果を上げるためには、チームメンバー全員の成長が必要不可欠だと考え、プレーヤーの立場から離れ、マネジメント業務に専念することを決意しました。プレーヤーとして約1年、プレイングマネージャーとして約8か月と短い間ではありましたが、密度の濃い時間を過ごすことができ、成果も上げたと感じていたので、マネジメント業務への転身に、悔いは全くありませんでした。
私がマネジメント業務に専念することで、一時的に課内の営業成績が低下するリスクは容易に予測できましたが、部下たちの成長を促すことで、実績は後からおのずとついてくると確信していました。これまで当社は、数字を追い求める姿勢からマネージャー職が数字を稼いできた風潮があるようにも感じましたが、目先の数字だけでなく、将来を見越した計画の大切さを感じ、まずは3年後を見据えた計画を立てることにしました。
ーー具体的には、どのような計画を立てたのでしょうか
まず、2023年度が始まる前に、課の目標を達成するため、「仕事を通して楽しく働く」「自分の成長と仲間の成長にコミット」の2つをチームスローガンとして掲げました。これに基づき、新たに実施した施策が2つあります。
1つ目は、東京本社独自の取り組みとして「バディ制度」を導入しました。これは、課内のメンバーを2人1組とし、業務経験のあるメンバーと経験を必要とするメンバーの各1名ずつで構成しています。このバディ制度を導入するこでの狙いは、先輩ポジションのメンバーには、自分の数字を達成するだけではなく、後輩を教育することで、早いうちからチームとしてのマネジメントスキルを磨いてもらい、後輩ポジションには、いち早く先輩のノウハウを吸収しながら成長してもらうことです。そのため、バディ同士の自主性を尊重し、私は基本的には見守るスタイルで、改善が必要な場合は直接その場で指導することはせず、先輩ポジションのメンバーとMTGを行い、指導するようにしています。
2つ目は、人的目標を新たに設定し、評価基準の見直しを行いました。人的目標では、『真の出店コンサルティングセールスマンになること』を目指し、各メンバーが出店希望者の相談を一から乗れ、経営コンサルティングに近いノウハウを持った人材に成長することをゴールと定めています。この目標達成には、あらゆるスキルの向上が必要です。そのため、毎月テーマを決めて各バディに課題を出題し、プレゼンを実施してもらうなど、従来のように営業としての数値評価だけでなく、トラブル対応スキルも非常に重要なスキルと考え、トラブル対応も評価に含める形に見直しました。
また、このような取り組みは当社でなければなし得なかったとも感じています。当社には、根拠のある挑戦であれば、全力で後押しをしてくれる、失敗を恐れない風潮があるので、積極的に挑むことができました。
数字だけでなく、チームやバディにどれだけ貢献できたかなど、さまざまな要素を考慮した評価基準に変更したとこで、各メンバーが数字以外にも成長を感じる瞬間が生まれ、それが楽しさに繋がると考えています。
ーーこれらによってどのような効果がありましたか。また、当社のマネジメント業務におけるやりがいや新たに身に付いたと感じるスキルついても教えてください
まだまだ駆け出しの状態ではありますが、バディ同士が密に協力し合うことで、当初の狙い通りの効果が表れ始めたと感じています。実績も想定より緩やかではありますが、着実に上を向いてきています。
そして、今の私のやりがいは、何よりも部下が着実に成長していく姿を見ることです。無事に契約に繋がり、嬉しそうな表情で仲間同士が喜んでいる姿を見ると、わが子を見る父親のような気持ちになり、とても嬉しいです。
私自身が当社でプレーヤーとしての経験を積み、挫折や困難を乗り越えてきた経験があったからこそ、当社でマネジメントを行う上での引き出しも増やすことができたと感じています。個人のやり方や考えを尊重し、自身の考え方に固執することなく、カメレオンのように相手に合わせた柔軟な対応を今後も心掛けていきたいです。
今後描きたいキャリア
ーー最後に、今後挑戦したいことやキャリアプランについてお聞かせください
3年後には、私のポジションは課の誰かに譲り、社内で新たな事業を立ち上げ、新たな挑戦に臨みたいと考えています。具体的な事業に関しては、まだ私の想像には過ぎませんが、例えば食で地方創生を行えるようなビジネスが実現できたら面白いなと考えています。これは私の人生の大きな野望のような話ですが、いつかは自らが取り組んだビジネスを地図に残すことを成し遂げたいと考えています。その野望を実現するためにも、現在の職務を全うし、次なる挑戦に向けて成長していきたいです。
余談ですが、野望を成し遂げた暁には、一度会社員としてのビジネスからは離れ、宮古島で大好きなダイビングとお酒を楽しみながら充実した生活を送りたいと考えています。
店舗流通ネットは、社員の自発的な行動を重視し、一人ひとりが自分なりの視点で新しいアプローチや解決策を提案できる環境を整えています。こうした取り組みにより、各チームでは創造的で柔軟なアプローチが促進され、お互いが成長し合えるコミュニティが形成されています。今後も社員のポテンシャルを最大限に引き出し、組織全体の持続的な発展の様子をご紹介してまいります。ぜひ、お楽しみください。