TRNグループでは不動産の有効活用に力を入れています。
今回は、その事例のひとつとして、大阪を代表する商業地である梅田エリア、通称キタから徒歩圏にあり、開発が著しい福島の不動産有効活用事例、「TRUNK大阪福島」の開発についてご紹介します。
目次
TRUNK福島 開発経緯
かつては工業が発展し、日本を代表する数々の産業を生み出した福島エリアは、「水都・OSAKA αプロジェクト」の再開発により、オフィスビル・ホテル・超高層マンションが立ち並び、公園・総合病院・商業施設なども充実した街として生まれ変わりました。
飲食店はバラエティに富み、ビジネスシーンとファミリー層の需要によって平日だけでなく土・日・祝日も盛り上がりを見せています。
そんな福島エリアのなかで、東西線「新福島駅」と阪急本線「福島駅」から徒歩1分、両駅が面する国道2号線の角地にてコインパーキングを運営する不動産オーナーへ空中の有効活用を提案しました。
コインパーキングの有効活用提案とは
コインパーキングは、開発用地の一時利用として運営されるケースが多いものの、近年はその収益性の高さから長期間の運用も多く見られます。
コインパーキングの有効活用というと、「上層に店舗を重ねてテナントを誘致し、賃料収入で収益を増やす」というプランを提案する企業は多くありますが、当社はさらに竣工後の建物を借上げ、マスターリースをすることで実質賃料保証も行うという提案をしました。
店舗流通ネットの提案内容
◆コインパーキングの上層に3階建てを建設し、基本設計、建設監理まで店舗流通ネットが一括で請け負うというプランを作成
◆不動産オーナーのキャッシュアウトがない建設協力金方式にする
◆TRNグループが建物をマスターリースし、実質賃料保証を行う
◆TRNグループが2階・3階に集客力のあるテナントをリーシングする
◆TRNグループがテナントの賃貸業務、設備管理、建物管理を行う
結果として、駐車台数は8台から6台に減ったものの、集客力のあるテナントが入居したことで、来店客の駐車場利用により稼働率が大幅に改善し、建設前と変わらないコインパーキング収益が確保できました。
建設協力金方式で建物を建設したため、不動産オーナーのキャッシュアウトは一切なく、企画・基本設計・建設監理・マスターリース(借上げ賃料保証)・リーシング・建物管理まですべてを当社が請け負うことで、オーナーの手を煩わせることなく月額の収益を積み増すことに成功し、不動産価値を大幅に向上させる有効活用が実現しました。
そして稼働から約2年を経過した後、TRUNK福島はTRNグループの不動産事業戦略上でも魅力的な物件であるため、不動産オーナーに同意いただき、TRNインベストメント・マネジメント株式会社にて物件自体の購入手続きを完了し、所有建物とさせていただくこととなりました。
今後の展望
このようなコインパーキングはもちろん、駅前にありながら老朽化した建物、空室が埋まらない建物、将来の相続や今後の活用に迷いや不安のある建物、さまざまな不動産を所有されるオーナーに対し、TRNグループの総力をもってサポートしています。
不動産の収益、賃料収入を得るためのテナントリーシングが最大の強みである当社だからこそできる、開発、有効活用、コンバージョン、マスターリース、建物管理、物件取得といったあらゆるリソースを活用し、コーポレートスローガンである「明日の街、もっと楽しく。」の実現に向け、今後も積極的な不動産開発と、地域の活性化に貢献してまいります。
TRUNK大阪福島 概要
所在地:大阪府大阪市福島区5-9-8
交通:JR東西線 新福島駅から徒歩1分
阪神本線 福島駅から徒歩1分
JR大阪環状線 福島駅から徒歩3分
用途:店舗ビル
構造:鉄骨造
規模:地上3階建
土地面積:193.52㎡
延床面積:415.96㎡
■アクセスマップ
不動産の有効活用に関するご相談は、ぜひTRNシティパートナーズへご連絡ください。